専門用語集

防犯カメラ・監視カメラの専門用語

数字・記号
1/3インチ・1/4インチ 3CCD(3板式)カメラ
アルファベット
AGC BNC CCD CTV
CCTVレンズ CMOS CMOSセンサー Cマウント
CSマウント D/A変換 EPモード F値
HDMI JPEG MotionJPEG NTP
NTSC RGB出力 VHF
あ行
アスペクト比 暗視カメラ・IRカメラ 暗電流 イメージインテンシファイア
色温度 色収差 映像入力端子 映像信号
エクリプス機能 オートアイリス オートフォーカス
か行
解像度 画素・画素数 カメラID カメラハウジング
カラーS/N カラーバースト 感度・高感度 ガンマ補正
輝度・輝度ノイズ・輝度信号 逆光補正 ケーブル長補正 固体撮像素子
固定焦点レンズ コントラスト調整
さ行
シャープネス調整 焦点距離(f) 照明フリッカー(ちらつき)補正 ズームレンズ
ズーム比 スミア/ブルーミング 赤外線カメラ・IRカメラ・赤外線照射機能
た行
ダイナミックレンジ 電子シャッター
な行
ネットワーク・ネットワークカメラ
は行
ハードディスクレコーダー バリフォーカルレンズ ファイアウォール フリーズ
プリセット フレームレート ホワイトバランス
ま行
や行
焼付き 有効画素数
ら行
輪郭補正 ルクス(照度・ルックス)

数字・記号

1/3インチ・1/4インチ

CCD(映像をデジタル信号に変換する装置)のサイズ。同じ画素数なら、CCDのサイズが大きいほど(この場合は1/3インチ)、多くの情報を処理できるため、広範囲で豊かな階調の撮影が可能になります。

3CCD(3板式)カメラ

個々のCCD素子にあらかじめ単色のフィルタ(光の三原色である赤・緑・青あるいはその補色)をつけ、色情報に特化した3つのCCDを用いたカメラ。複数のセンサーで得た光の情報(画像)を総合して、カラーでの映像を再現することができます。また、3CCD方式は、入射光をプリズムで三原色に分解したのち、それぞれを別のCCDで再度検知するという方法。同面積の画像を得ようとすると3倍のCCD素子が必要とされますが、それだけカラー再現性の高い画像が実現します。

アルファベット

AGC(automatic gain control)

カメラを設置した場所の明るさの変化に応じて、自動的に出力レベルを調整する回路。撮影した映像の明るさの強弱を調整することで、信号ノイズの少ない画像・映像を確認・記録することができます。

BNC

映像を転送するケーブル(同軸ケーブル)用のコネクター。周波数特性が比較的よく小型化が可能なため、計測・通信・業務用映像機器などに標準的に使われています。ネジを使用せず、簡単にロックする「バヨネット」という機構を持つため、着脱が便利で普及しています。

CCD

防犯カメラのレンズから取り込んだ光(映像)の情報を、デジタル信号に変換する半導体部品。アナログ・デジタル両方の信号を記憶することができ、小型でアクセスが早いといった特長があります。なお、CCDは光の強弱は検知できますが色の識別はできないため、カラーでの再現を求めるなら3CCDカメラを使用することになります。

CCTV(Closed Circuit Television)

防犯・監視用のビデオカメラシステムのこと。公共の電波を取得するテレビと比較して、閉回路テレビジョンとも呼ばれます。カメラ・モニター・記録装置・伝送処理装置など、複数の装置を組み合わせた監視システムです。

CCTVレンズ

防犯・監視用ビデオカメラに適した性能を持つレンズです。ズーム・バリフォーカル・オートアイリス・単焦点といった使用目的に応じた種類があります。

CMOS

CCD同様、レンズから取り込んだ光情報(映像)をデジタル信号に変換する装置です。小型化・省電力化(消費電力1/5)を実現し、高速に読み出しできるため、高機能の防犯カメラに使用されています。

CMOSセンサー(Complementary Metal- Oxide Semiconductor Sensor)

IC製造の標準的な技術であるCMOS(相補型金属酸化物半導体)を活用したセンサーで、CCDと同じ個体画像素子のひとつ。CCDと比較して低電圧である特長があり、改良が重ねられた結果、デジタルカメラの省電力・小型化に貢献しています。

Cマウント(レンズ)

カメラ本体にレンズを装着する部位のことをレンズマウントといいます。Cマウントレンズも、CSマウントレンズも監視用ビデオカメラに広く採用されているレンズの規格です。Cマウントレンズは、シネカメラ用の交換レンズの規格として発達しました。多くのカメラとの互換性があります。

CSマウント(レンズ)

CSマウントレンズは、小型のCCDにマウントすると焦点距離が短くなるCマウントレンズを改良した規格。フランジバックが5mmほど短くなっています。Cマウントレンズ、CSマウントレンズともに、防犯・監視ビデオカメラに広く採用されています。

D/A変換

デジタル信号で受信した受像データを、アナログ信号に変換すること。

EPモード

VHSビデオの3倍記録(録画)モードのこと。3倍長い時間が録画できますが、SPモードと比較すると画質が劣ります。

F値

レンズの明るさを表すときに用いられる数値。値が小さいほど明るくなります。焦点距離(f)をレンズの有効口径(D)で割ると、F値となります。F=f/D

HDMI

デジタル家電向けのインターフェイス(端子規格)です。パソコンとディスプレイをつなぐときに用いられる規格で、従来の標準規格であったDVIをもとに、音声伝送機能やデジタルコンテンツ等の不正コピー防止機能、色差伝送機能が加えられています。現在のAV家電にはほとんどHDMI端子が用いられます。非圧縮データをやりとりできるため、理論的にはデータの劣化がないとされ、RCA端子やD端子とは異なる特徴を持っています。

JPEG(Joint Photographic Experts Group)

静止画の標準規格のひとつで、ITU-TS(国際電気通信連合:旧CCITT)とISO(国際標準化機構)で定めたカラー静止画像の圧縮、展開を定めています。データ量を1/10~1/100に圧縮することが可能です。

MotionJPEG

静止画(JPEG)を高速で連続的に表示することで、動画のように見せる技術。

NTP(Network Time Protocol)

コンピュータなどの時刻を正確に合わせる仕組み。

NTSC(National Television System Committee)信号

日本や北米大陸、韓国などで広く採用されている映像信号の規格です。

RGB出力

デジタルで入力された映像データを、アナログ方式(赤:R・緑:G・青:Bの光の三原色)で出力する方式。ほとんどのAV家電に備えられた端子で、黄色が映像、赤と白が音声を入出力し、モノラルには白のみ使用します。

VHF

地上アナログ放送やFM放送、地上波デジタル音声放送で使用されている周波数の名称。30~300MHzで、日本ではテレビ用として、1~12すべてのチャンネルが使われています。

あ行

アスペクト比

四角いモニター画面の縦横比のことをアスペクト比といいます。3:4の比率が一般的ですが、ワイドモニターの9:16という比率も登場しています。

暗視カメラ・IRカメラ

赤外線照射カメラや、低照度にも対応したカメラを使用して、光の量が少ない暗闇などでも、被写体を鮮明に映し出すことができるカメラ。

暗電流

レンズから入る光がない状態(レンズを塞いだ時など)に、画面上に流れる信号電流。暗電流はノイズとなって、COMSセンサーの画質低下の原因となるため、低減する必要が生じます。通常、熱によって起こるため、光センサーを冷却することで解決することがあります。

イメージインテンシファイア(II管)

暗視カメラに用いられている機構で、光を増強するイメージ倍増管。大変微弱な光でも検知・倍増して撮影することができます。

色温度

色と温度の密接な関係を表すのが「色温度」で、K(ケルビン)という単音で表されます。光への順応性が高い人の目と異なり、カメラ・レンズには順応性が低いため色温度の偏りが生じるのです。防犯・監視カメラでは、白を基準として人の目で見たように色温度を調整する必要があり、これをホワイトバランスといいます。基準となる白の色温度は約6,500K(ケルビン)。

色収差

ガラスの屈折率は光の波長により異なります。屈折率が高い紫はレンズに近い場所で、屈折率の低い赤はレンズから遠い場所で焦点を結びます。そのため、レンズを通った光が焦点を結ばず、歪んだりズレたりすることがあります。このことを色収差と呼び、光の軸上の焦点位置が異なる「軸上色収差」、画面周辺部分で波長の差が像倍率に影響を及ぼす「倍率色収差」があります。

映像入力端子

防犯カメラで撮影した映像信号を、モニター受像機(テレビなど)へ伝送・再現する時に用いる端子。一般に、赤・黄・白の接続端子の「コンポジット信号端子」などがあります。

映像信号

カメラやビデオなどの出力信号のことを映像信号といいます。世界標準の映像信号の規格には、カラーでNTSC・PAL・SECAMの3種類があり、日本や米国で広く採用されています。白黒(モノクロ)規格にはEIAといった規格があります。欧州ではカラーにPAL・SECAM、白黒にCCIRが採用されています。

エクリプス機能

対向車のヘッドライトなど明るすぎる光に対して、カメラが自動的に明るさを抑えて撮影する機能。逆光補正では対応できないほどの強い光にも効果を発揮します。自動車を正面から撮影する際でも、ナンバープレートまでくっきり撮影することができます。

オートアイリス

アイリスとは虹彩のこと。カメラのレンズに入り込む光の量を自動的に調整する「レンズ絞り」のことを、オートアイリスといいます。

オートフォーカス

被写体に自動的にピントを合わせ、はっきりとした像として撮影できる機能。防犯カメラでは、プリセットドームカメラに多く搭載されています。

か行

解像度

モニター画面上で画像を再現する時に重要となるのが解像度です。垂直解像度・水平解像度の乗算した走査線本数で表され、解像度が高いとくっきりはっきり像が見え、解像度が低いと像がぼやけて見えます。カメラ・モニターなどの解像度レベルの目安には、水平解像度が重視されることが多くあります。

画素・画素数

画像を形成するときに用いられる最小の単位。画素数が多い(大きい)ほど、多くの情報が伝送・記録でき、高解像度となります。

カメラID

複数のカメラを使用する際、各カメラに割り当てられる名称や番号。

カメラハウジング

防犯カメラ・監視カメラを、風雨や湿度、塵芥などの使用環境から保護するためのケース。

カラーS/N

Sはシグナル、Nはノイズで、色信号で現れるノイズ(雑)成分の量を数値で表したもの。値が大きいほど、ノイズが少なくなります。

カラーバースト

三原色(R・G・B)の組み合わせから作られた7つの色を、明るさ(輝度)の順に並べた画像信号で、カメラやビデオの動作をチェックする際に用いられる基準信号のこと。

感度・高感度

カメラの性能を示す一つの指標として「感度」という言葉が用いられます。「高感度」カメラとは、一般的なカメラでは写せないような状況でも、被写体をしっかり映し出せるカメラのことを指します。

ガンマ補正(gamma correction)

画像の明るさの変化に対応してモニターに表示される不自然なコントラストを、人の目で自然に見えるようにカメラ内部で調整すること。

輝度・輝度ノイズ・輝度信号

モニターに映し出される画像の平均的な明るさのことを輝度といい、画面上で色の要素がなくなり、モノクロに見えることを輝度ノイズといいます。輝度信号はY信号・ルミナンス信号とも呼ばれ、映像の輪郭や形、階調を表現します。

逆光補正

逆光(被写体の後方からカメラに向かって光が指している状況)では、カメラを向いている被写体の正面が暗く写ってしまいます。こういった暗い部分と明るい部分を比較し、自動的に補正することで、被写体の細部が確認できるようにすることを「逆光補正」といいます。

ケーブル長補正(ケーブル補正)

ケーブル長を伸ばすことで起こる映像信号の伝達ロスを補正すること。

固体撮像素子

レンズを通過した光を電気信号に変換する撮像素子のこと。信号の読み出し方式によって、CCD、TSL、MOSの3種類に分けられます。

固定焦点レンズ(単焦点レンズ)

焦点距離・画角のいずれも一定のレンズのこと。

コントラスト調整

モニターに映しだされた画像の、白い部分・黒い部分の明るさの比(コントラスト)を調整する機能。

さ行

シャープネス調整

ぼやけた画像を、隣接するピクセルのコントラストを強調することで、シャープ(鋭く)に調整する機能。

焦点距離(f)

レンズを通過した光が一点に集まる部分を焦点といいます。レンズの中心から光の焦点までの距離を「焦点距離」と呼び、この値が大きい(短い)ほど像は小さくなり、逆に焦点距離が長くなると像が小さく映ります。

照明フリッカー(ちらつき)補正

蛍光灯・水銀灯などの照明には肉眼ではわからない点灯周波数(点滅)があります。カメラの垂直周波数との差からフリッカー(ちらつき)が生じます。これを補正し解消するのが「照明フリッカー(ちらつき)補正」です。50Hz地域(東日本)で起こり、60Hz地域(西日本)では起こりません。電子シャッターを1/100秒に設定するなどして、補正を行います。

ズームレンズ

焦点距離を、一定の範囲内で変化させられるレンズ。被写体を、ピントを合わせたまま拡大・縮小して映すことができます。

ズーム比

焦点距離の最大値と最小値の比率。

スミア/ブルーミング(smear/blooming)

CCD撮像素子強い光が入った時に、白線が現れる現象。固体撮像素子に特有の現象で、白飛びとも呼ばれています。縦方向の白線を生じる現象をスミア、像の周辺に白い輪が生じる現象をブルーミングと呼びます。

赤外線カメラ・IRカメラ・赤外線照射機能

夜間など暗闇での撮影を可能にするカメラ。目には見えない約770ナノメートル以上の光を照射することで、光が少ない場面でも、鮮明な撮影を実現します。

た行

ダイナミックレンジ

被写体の明るい部分と暗い部分の明暗の差を「ダイナミックレンジ」といいます。同じ建物内でも、外の光が入りやすい窓に近いところと、奥まったところでは明るさ・暗さに差が生じるため、これを解消するワイドダイナミック機能の搭載されたカメラの使用が必要となります。

電子シャッター

電気的にシャッターを切ること。通常1/60秒のシャッター速度に対し、高速電子シャッターであれば1/100秒も可能。早い動きの被写体であっても美しく撮影でき、電源周波数50Hz地域での蛍光灯のちらつきを消すために有効とされています。

な行

ネットワーク・ネットワークカメラ

カメラやビデオなどの各種装置・機器をケーブルや公衆回線・無線を使って接続すること、また、ネットワークに接続されたカメラ。撮影した映像をインターネットへ接続したり、外部とは隔絶したLAN回線上に伝送したりできます。

は行

ハードディスクレコーダー(デジタルレコーダ)

映像信号をデジタル処理し、コンピュータなどに使用されているHDD(ハードディスク)に録画する装置。従来のテープによる記録と比較して、検索が簡単にでき、画像の劣化が少なく、大容量で記録の保管ができるというメリットがあります。

バリフォーカルレンズ

焦点距離の調整ができるレンズのこと。メインのレンズの前に設置された付加レンズを移動させることで焦点距離を変えられます。焦点距離を変更して映す範囲を変えるごとに、フォーカス(ピント)の調整が必要となります。

ファイアウォール

防犯カメラ・監視カメラは、閉鎖的なネットワークの中で使用されることが多くありますが、インターネットなどネットワークの普及によって、外部からの不正なアクセスが起こる可能性があります。外部から内部のコンピュータネットワークへの侵入を防ぐ機能のことをファイアウォールと呼びます。

フリーズ

撮影した映像(動画)を一時停止させて表示すること。静止画機能。

プリセット

カメラなど機材を設定し、必要な撮影場所や範囲などをあらかじめ記憶させること。

フレームレート

画像の表示や動画の再生時に、1秒間に何回、画面の書き換え可能かを表す指標です。機材の性能に左右されることが多く、表示モニターの垂直周波数と一致させるのが理想的とされています。

ホワイトバランス

カメラが設置された場所の光の当たり方によっては、色の偏りが生じます。人間の目で見ても不自然でないように、白を基調に色温度を調整することをホワイトバランスといいます。

や行

焼付き

ブラウン管テレビの蛍光面膜が破壊されること。高輝度の被写体を、固定したビデオカメラで継続して撮影すると、その被写体が移動しても画面上に画像が残る現象です。残像とは異なり回復することはありません。

有効画素数

CCDチップ上に形成されるすべての画素数のうち、映像の形成に関する画素数のことを「有効画素数」といいます。カメラの性能は数百万画素という表示で表されますが、実際にはそのすべての画素数で描画するわけではなく、有効画素数によって見た目の再現性が異なります。

ら行

輪郭補正

輪郭部分を強調することで、映しだされた画像のメリハリをつける補正方法。

ルクス(照度・ルックス)

光の強さ、明るさを表す単位。日中の太陽光の平均は約3,200~10,000ルクス、明るいオフィスなどは約400ルクスとされます。

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